3年前からピアノを習い始めました。
動かない指を必死に動かし、それなりに曲が弾けるようになった1年半ほど前、
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」という曲にチャレンジしました。
年に一回発表会があるので、そこで披露するために、約1年間の練習。
ほかの曲も少しかじりながらですが、1年でようやく「とりあえず」弾けるようになりました。
しかしまだ練習は続きます。
「とりあえず」弾ける、から「弾ける」ようになるためにそこから半年以上続けています。
たった3分ほどの曲です。
しかし、こう弾いてほしい、こう表現してほしいという作曲者の意図を楽譜から読み取り、その通りに弾けるよう訓練します。
やってもやってもキリがないし、イメージ通りに弾ける技術もまだまだ身につきません。
でもおそらくこれを続けることが今後の新しい曲のためにもなるし、結局技術向上になると思っています。
この1曲への営みの中に「考える」「読み取る」「深堀する」「想像する」…いろいろな脳が働くわけですね。
ピアノを例に挙げましたが、ピアノだけでなく、多くの活動の中にこうした脳の働きがあって然るべきだと思うんです。
だけど最近の子の余暇活動を見ていると、こうした働きが少ないように思います。
与えられた情報を与えられたように受け取り、楽しむ。どうも受動的すぎる気がします。
休み時間に生徒によく話しかけるのですが、「何が楽しい」「なぜ楽しい」「どのように楽しい」
答えられる生徒が少ないんです。
手軽に見つけられる楽しみはそれだけ思慮が浅くなりがちです。
余暇の過ごし方一つで、頭の働かせ方は変わります。
美術館に行く、科学館に行く、工作をする、コンサートに行く…
面倒くさいけど、間違いなく脳はバキバキ働きます。
勉強だけじゃないんです。脳をもっと働かせましょう!